いうまでもなく、世界史の舞台は世界です。そして、主要な国や地域の歴史を
総合したものが世界史といえます。
 たとえばイギリスが島国であり、ユーラシア大陸の西端であるイベリア半島や、
ピレネー山脈で国境を接するフランスとは海で隔てられた場所に位置するという
ことが分かっている。その上で、イギリス史というドラマの展開を学ぶことの大切
さは、地理的な条件が歴史や民族性・国民性をある程度決定するとした我が国
の和辻哲郎による風土論や、国家というものを「土地を不可欠の構成要素とす
る地理的な有機体」として扱った地政学的な考え方からも明らかでしょう。
 とにかく、様々な文化圏の物語(ストーリー)をより深く味わうために、その舞台
(ステージ)を、歌って覚える略地図をマスターしましょう。世界史以外でも、どこか
で「隠し芸」として使えるかも…。
 
 タイトル
 
「世界略地図の描き方」
 原曲…「線路は続くよどこまでも」
(原曲名 I've Been Working on the Railroad 米国のフォークソング。
 日本語の歌詞は、佐木敏)


 参考図書…『地図を楽しく教える』(高山昌之著 早進社刊)

G       Em C  G
シベリア 北米  南米と
G   Em  D7
大西洋に  太平洋
D7    G      C    B7
東南アジア インド アラビアと
C         G Em D7    G
ヨーロッパ アフリ カ  あとは 島

 

☆ 1の点からつなげて描いてみよう。

「シベリア 北米 南米と」

「大西洋に 太平洋」

「東南アジア インド アラビアと」

「ヨーロッパ アフリカ」

「あとは 島」

☆ 完成図です。


原曲です。